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快読シェイクスピア 河合隼雄×松岡和子

河合隼雄さんと松岡和子さんの対談です。
松岡和子さんが、シェイクスピア全37戯曲を翻訳されたところでの対談でした。

シェイクスピアってね、あまりにも有名でしょ。
「ロミオとジュリエット」とか「リア王」とか・・・
で、読んだ気になっているけれど、実は私は読んだことがなかったな、と思ったのでした。
子ども向けにあらすじのみ程度のダイジェスト版で読んだ記憶のある「ロミオとジュリエット」。中学校の時の文化祭で、隣のクラスがやっていた「リア王」。
「ハムレット」も「オセロー」も、なんとなく(こんな話)という程度に知っている気分だけれど、実は読んだことがない。

シェイクスピアですか・・・
読んでみようかな・・・と、だいだいこうやって本を読んでいって、どこかで何かの本の話があったりして、そっちにぐぐっとスライドしていくのが、読書の王道と言えばそうでしょうが、思うだけで、日がたつにつれて、そのまま忘れていったりも・・・
ちょっとネットの古本屋さんを見てみようかな。

私はまったく知らなかったのだれど、シェイクスピアの戯曲のほとんどは、下敷きがあるお話なのね。その種本に多くの設定を頼りながら、でも決定的に違う、シェイクスピアの作品になっているのだそうです。
そのへんのシェイクスピアの天才ぶりを、松岡さんが熱く語っているところがいいなあ。

で、この本を持って、私の手持ちの河合隼雄さんが終わってしまったのでした。
じゃあ、ひさびさに小説を・・・と次の作品を決めていたのだけれど、
この本の後半で、アドラーの名前が出てきてしまった・・・
アドラーといえば、半年ほど前に、仲間内で出てきたフロイト、ユングにならぶ精神分析医。友人にお借りしている本も、手許にあるのです。

これは、やはり小説の前にこれ、でしょうか・・・

抜粋
松岡さんの部分
・・・ずらっと並んだタイトルの中のMelting Snowというタイトルまできてはたと立ち止まってしまった。直訳すれば「解けていく雪、解けつつある雪」なんです。なんじゃ、これは? 何を指しているのか、どんな絵なのか思い浮かべることもできない。そこで、担当者に頼んで絵の覆製のコピーを送ってもらうことにしました。
 それを一目見て「あっ」と思いました。画面の大半を占めるのは枯れ草に覆われた大地。そこを歩いている人のブーツを履いた脚が、映画で言えば「大写し」で描かれている。で、画面の片隅には、周縁が薄くなって下の枯れ草が透けて見えそうな雪。Melting Snowは「残雪」のことだったのです。
 面白いなと思いました。こういう雪をmelting「解けつつある」と表現すrと、その先に見えてくるのは、雪が解けきった枯れ草の丘。先々この雪はすっかり解けてなくなるということが前提となっている。「未来」に目が向いた表現。一方「残雪=残っている雪」または「名残り雪」という言葉の背後には、まだ雪に覆われていた雪解け前の丘という風景がありはしないか。「残雪」は「過去」に目を向けた表現だと言えるでしょう。

before I forgetは「いずれ忘れる」という「未来」が前提になった言い方です。本来の日本語なら「忘れないうちに」と言うべきで、これは、「忘れないで憶えている」過去から現在までの時間を基にした言い方。

河合さんの部分
人間はみんな徹底できないものです。

大体、善人というのは反省しない。これが一番怖いです。

JUGEMテーマ:読書


モリヤ * か行 * 21:14 * comments(2) * trackbacks(1)

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コメント

こんにちは。トラバさせていただきました。
シェイクスピアは全部ではないですが
結構読みました。
Comment by ryotaro @ 2008/05/24 12:19 PM
ryotaroさん、こんばんは。
コメントに気づくのが遅くてごめんなさい。
シェイクスピア、読まれているのですね。
おすすめは何でしょう?
Comment by モリヤ @ 2008/06/06 8:30 PM
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