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完璧な病室 小川洋子 中公文庫

またまた小川洋子です。
今回のものは、中編集かな、
本のタイトルにもなった「完璧な病室」の他に
揚羽蝶が壊れる時
冷めない紅茶
ダイニング・プール
の、4編が載っています。

すべて初期の作品です。

「完璧な病室」は、最後でまた泣いてしまいました。
淡々とした文章が、哀しみをまた誘うのですね。
小川洋子の作品と私の性質の相性がいいのかな、と思います。

「揚羽蝶が壊れる時」は処女作なのでしょうか。
自分を育ててくれた祖母が年老いてすべてを忘れていく、
それを見守る「私」が描かれています。

「冷めない紅茶」は時間がねじれて迷いこんだひずみのお話。
出てくる人はみんな小川洋子だな、という世界。

「ダイニング・プール」は
「私」の残酷な思いと、淡い初恋の思いが息苦しいほどにつたわります。

抜粋
「完璧な病室」から
誰かが死ぬと、遺された人たちはみんな、その人にまつわるいろんな後悔を背負って生きていかなくちゃいけないんだね。

そんなふうに、ちゅ、抽象的に考えるのはよくないと思います。抽象的な考え方から出てくる結論は、やっぱり抽象的なもので、それじゃあ自分を納得させるのに力不足なんですよ。特に弟さんが置かれているような、具体的な場面では。




JUGEMテーマ:読書


モリヤ * あ行 * 10:29 * comments(0) * trackbacks(0)

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