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凍りついた香り 小川洋子 幻冬舎文庫

面白かったです。長編ですがめずらしく一気読みしました。
突然自殺した恋人の、自殺の理由を知りたい主人公が、
恋人の過去を辿っていく。
そこにはまったく「私」の知らない「彼」がいるのです。
たくさんの美しいキーワードをたどりながら、「私」はプラハへ導かれるのです。

以前のエッセイで、作品の取材のためにプラハに行ったという話が書かれていましたが、この小説だったのだな、と思い出しながら。

抜粋
「予言者なんかじゃないさ。だって未来は予測できないからね。香りはいつだって、過去の中だけにあるものなんだ」

今でも彼の指先が、耳の後ろの小さな窪みに触れた瞬間を覚えている。まずいつもの手つきでびんの蓋を開けた。それから一滴の香水で人差し指を濡らし、もう片方の手で髪をかき上げ、私の身体で一番温かい場所に触れた。

JUGEMテーマ:読書


モリヤ * あ行 * 08:44 * comments(0) * trackbacks(0)

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