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蒼穹の昴(上)(下) 浅田次郎 講談社

 十数年ぶりに読み返しました。
あああ、やっぱりいいなあ。

これもまた清王朝の末期のお話です。
以前に読んだ「中原の虹」の末期のほうのお話のちょっと前の時代です。
この時代も3冊目になると、登場人物もおなじみ感があり読みやすく、
「中原の虹」ではあまり描かれなかった人物が活躍したりで
楽しいです。

「蒼穹の昴」では、宦官の李春雲がいいなあ・・・・
「中原の虹」では、彼のお兄さんが張作霖の手下となって活躍しますが。
そして妹は、梁文秀のもとで保護され
3人の兄弟妹は、それぞれが敵対する立場になってしまう。

このお話で活躍する沢山の人たちは、
一人一人がみんな、列強から清王朝を守ろうとして、
また4億の国民を守ろうとしているのね。
聡明に、熱烈に、狡猾に、それぞれやりかたは違うけれど。

歴史に名前を残した人たちが大勢でてきます。
大きな流れはきっと事実なのだろうけれど
その中の細かなところが、小説として楽しめるのです。
各国から赴任している新聞社の特派員も(この人たちは実在ではないかもしれませんが)、
この五千年の歴史をもつ国を愛しているの(「中原の虹」で、アメリカから来た特派員の行動には泣きました)。


時代が大きく変わるときは
その裏にたくさんの人たちの、とてつもなく大きな思いがあるのだなあ。
自分を捨てて、大きなこころざしのために生きるという時代があったのだなあ。

浅田次郎の3冊の清王朝物のなかでは、「蒼穹の昴」が一番好きだな。
「中原の虹」よりも、「珍妃の井戸」よりも。
最後は涙なしには読めません。





モリヤ * あ行 * 10:42 * comments(0) * trackbacks(0)

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