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陋巷に在り(6)〜(8) 酒見賢一 新潮社

 6巻は劇の巻、7巻は医の巻、8巻は冥の巻です。
孔子、顔回たちに敵対する一味が暗躍します。
孔子が行おうとしている政治改革は、その一味のために悲惨な結末を迎え、
また顔回を慕う少女にも魔の手が伸び、瀕死の状態にまでなってしまいます。
この小説の主人公である顔回は、少女を救うために南方から招かれた医者の指示で冥界へとおりていくのです。

読んでいてすっごく怖いです。
敵対者が強すぎるんです。
もうすっかり私は顔回によりそって、物語に入り込み、はらはらのしどおしです。
こういうのって、ほんと小説を読む醍醐味なんだわ。

それにあちこちに出る作者の歴史的な解説はやはり興味ぶかいものばかり。
こっちもかなり面白いのです。

桃の木の話では
抜粋
 ・・・だが一方では桃には別に悪事を働きにきたのではない鬼神までおそれさせるほどの力があるので、鬼神招魂の際には祭祀の際には遠慮して用いられないこともある。家の庭に一本でも桃の木を植えてあれば、番犬を置く以上の効果をあげ、家に多くの幸いを呼び込むといわれて重宝がられた霊木であった。
 神話伝説の類には桃の霊力を記しとどめるものが少なくない。桃太郎の昔話などはそのままの意味を持っている。また「古事記」にイザナギがよみがえりする時、夫を恨んだイザナミに命じられて執拗に追跡して来た黄泉醜女を撃退するのに使ったもの桃であった。その呪能の強さ故にイザナギは神の名まで桃に与えている。

なんてところでは、ほお・・・桃太郎ねえ・・・と思い、
そういえば(台湾だったけれど)桃の形の急須がきれいでおもわず買ってきたなあ、と思い出したりするのでした。

モリヤ * さ行 * 09:52 * comments(0) * trackbacks(0)

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