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黒い空 松本清張 角川文庫

 松本清張ってとっても有名な作家で、作品も映画化されたりテレビドラマ化されたりしているので、なんとなく読んでいる気持ちになるのだけれど
まだ読んだことがないなあ、と思ったのが1年ほど前。
で、その時に何冊か買ったのだけれど
それから中国物にはまってしまったので、今まで読まずにきました。
が、今回は読んでみようと思って、1作目です。

16世紀に起こった「河越夜戦」。場所は今でいうと埼玉県川越市あたり。
上杉家を北条家が攻め、撃ち落としたという夜戦。
その史実を下敷きにして物語が進むのです。
実際に事件が起こるのは、現代の八王子市郊外。山内上杉家の末裔である定子は、婿養子の善朗に殺されてしまします。

推理小説ですから、ストーリーを書いてもしょうがないよね。

なんかね、松本清張ってもっとおどろおどろしい世界なのかなと思っていたけれど、この作品は、そうでもなかったかなあ。どちらかと言えば淡々としているのね。と、いうより単なる私の先入観だったのでしょうか。そして淡々としているように感じるのは、文章が簡潔で読みやすいからかもしれません。
もう何冊か読んでみたいです。

ただ、烏の描写だとか、風景や建物の描写が緻密でした。烏が気味の悪い声をあげて、空を真っ暗になるほど覆うところは、読みながらぞっとしました。
風景や、建物の描写も、ときどき立ち止まって頭に情景を浮かべて組立てないとこんがらかってしまうほど。そして史実の説明なども、入り組んでいて頭の中で整理しながら読まないと、大事な伏線を読み逃してしまいそうだと緊張しました。



モリヤ * ま行 * 08:42 * comments(0) * trackbacks(0)

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