<< 西郷札 松本清張 光文社文庫 | main | ハリガネムシ 吉村萬壱 文春文庫 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク * - * * - * -

駅路 松本清張 新潮文庫

 これも短編集です。

「白い闇」
「捜査圏外の条件」
「ある小官僚の抹殺」
「巻頭句の女」
「駅路」
「誤差」
「万葉翡翠」
「薄化粧の男」
「偶数」
「陸行水行」

が収められています。
タイトルにもなっている「駅路」は停年を迎えた男の悲しい結末を描いています。仕事も真面目に務めあげ、家庭も荒波をたてず、子どもも無事育て上げ、これから自分のために生きたいとある行動をおこすのですが、それが悲惨な結果におわってしまいます。
大人になり家庭を持つって、そんなに我慢の連続なのかなあ、と感じました。
その中に、ささやかでも幸せを感じなかったのだろうか。
まあ、小説ですからね、そういう設定なのでしょうけれど。

最後に収められている「陸行水行」は、日本古代史を専攻する大学の講師が、邪馬台国のありかをさぐる民間の郷土史家に翻弄させられるのです。
古代史って、魅力的ですね。邪馬台国が九州にあったのか、近畿にあったのか論争があることは、素人の私も聞いたことがありますが、作者の思いもたくさん盛り込まれているような作品でした。

モリヤ * ま行 * 09:19 * comments(0) * trackbacks(0)

スポンサーサイト

スポンサードリンク * - * 09:19 * - * -

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ